12/23
シェーグレン症候群とはどのような病気でしょうか?
シェーグレン症候群はスウェーデンの眼科医ヘンリク. シェーグレンにより乾燥性角結膜炎、高度の耳下腺腫脹を伴った関節リウマチの女性患者として初めて報告された病気です。乾燥性角結膜炎、耳下腺炎など全身の外分泌腺が系統的に障害され、多くの患者さんは涙が出にくい、喉が乾く、パンやお煎餅が食べにくいというような症状を訴えられます。 日本における1993年の調査では男女比1:13.7と圧倒的に女性患者が多い病気です。発症年齢は40-60代と比較的高いことより更年期障害、不定愁訴、慢性疲労症候群などの診断で対症療法に留まっている患者さんも多いと考えられます。この病気ではその経過中に眼、口の乾燥症状に加え、リウマチのような関節の痛み、間質性腎炎、慢性甲状腺炎、慢性活動性肝炎、リンパ腫、神経症状、皮膚症状として舌炎(図12)、血管炎(図13)、環状紅斑(図14)、凍瘡様紅斑(図15)など様々な皮膚や内科的な病気が見られ、定期的な医師の診察が必要です。
シェーグレン症候群の母親からも新生児エリテマトーデス患児の出生が見られることがあります。
図12:シェーグレン症候群の赤い平らな舌
図13:シェーグレン症候群の紫斑
図14:シェーグレン症候群の環状紅斑
図15:シェーグレン症候群の凍瘡様紅斑
各写真をより大きくご覧になるには
こちら
社団法人日本皮膚科学会
http://www.dermatol.or.jp