皮膚科Q&A

皮膚科Q&Aを検索

虫(マダニ類)による予期せぬ感染症

Q11ライム病の治療法は?

印刷

 ライム病はまず、ほとんどの患者さんがマダニに刺されたという自覚がありますので、患者さんの体のダニに咬着をうけた部位に虫体の一部が残存している場合はすぐ医療機関(できたら皮膚科専門医)を受診して下さい。ダニの体の一部ごと皮膚を小さく切除することが最善です。北海道で発症したライム病のほとんどが、自分で虫を引き抜いて放置した場合に限られます。不幸にも発症した場合はダニに刺された部位から周辺に赤い紅斑が拡大して、微熱なども生じますからすぐ専門医を受診し、適切な抗生物質(テトラサイクリンかペニシリン)を処方してもらって下さい。4~5日で軽快し、最低10日間は内服が必要でしょう。最近では、post-Lyme disease syndromeという疾患概念が提唱され、治療終了後も年余に渡って倦怠感、全身の筋肉痛、記憶力低下などが継続することが知られています。この場合も、うつ症状との鑑別を要しますが、抗生物質を追加内服することが必要です。

このページの先頭へ