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虫(マダニ類)による予期せぬ感染症

Q12ライム病、ツツガムシ病の完治までの日数は?

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 どちらも適切な治療が行われれば完治が期待できて生命予後の良い疾患です。しかし、ライム病においては第III期(慢性期)まで抗生物質の治療が遅れて神経麻痺、慢性神経障害が残存する症例があり、ツツガムシ病においては症状が激烈で、肝臓病変や糖尿病、老人であれば他の重篤な合併症を引き起こし死亡することも稀にあります。ライム病で皮膚症状のみであれば、適切な抗生剤を14日間内服すれば完治がみこめます。ただし全身症状が強く、皮膚症状も範囲が広い場合は3週間から1ヶ月治療を要することもあります。また顔面神経麻痺を生じた場合は入院のうえ点滴治療を10~14日間位続けることもあります。
 ツツガムシ病であれば、入院のうえ、はじめは点滴で最低1週間~10日間位治療をうけ、その後の患者さんの回復具合にもよりますが、さらに抗生剤の内服を2~3週間うけるのがよいといわれます。患者さん個人の免疫能や合併症の有無によって治療期間が異なることはご理解下さい。

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