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メラノーマ以外の皮膚悪性腫瘍

Q10早期発見するにはどうすればよいのでしょうか?

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 メラノーマ以外の皮膚悪性腫瘍は発生した初期の段階では、短期間で手遅れになるということは少ないです。特に顔面や露光部に生じやすい基底細胞癌、有棘細胞癌は自分の顔を鏡でみたり、手などは自分でよく見て皮膚を点検すればよいと思います。頭髪部など自分で見ることができないところは家族の方に見てもらいましょう。
 今までなかった黒い、茶色い、または赤い病変ができてだんだん大きくなってきたなど、気になる部分ができた時は自己判断せず、また取ろうと思っていじったりせずに、皮膚科専門医に診てもらいましょう。外陰部の湿疹やたむしのような病変も、なかなか治らない場合は躊躇せず皮膚科専門医に診てもらいましょう。悪性の疑いがあれば、それに応じた検査をしたり、専門病院や大学病院などに紹介してくれます。早期発見であれば、簡単な小さな手術ですむことが多いので、心配していないでまず近くの皮膚科専門医に診てもらいましょう。

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