Master of Dermatology(Maruho)
「Master of Dermatology(Maruho)」とは,日本の皮膚科における臨床分野の発展に貢献した皮膚科医師に敬意を表する賞「マルホ賞-臨床皮膚科学への大いなる貢献者達へ-」としてマルホ株式会社が2010
年に創設し,実施してきましたが,2017年度からは「皮膚科の臨床,皮膚科学研究,人材育成,社会貢献
など,日本の皮膚科学の発展に多大なる貢献をした者」をテーマに,「Master of Dermatology(Maruho)」と名称を改め,日本皮膚科学会とマルホ株式会社が共同運営することとなり,現在に至っております.
受賞対象は公募としており,要項については毎年10月下旬から日本皮膚科学会雑誌および本ページに掲載
いたします.
Master of Dermatology(Maruho)の受賞者には,副賞として300万円が授与され,受賞年度に開催される日本皮膚科学会総会において授賞式,記念講演を行うこととなっております.
令和8年度 Master of Dermatoloy(Maruho)の受賞者について
令和8年度 Master of Dermatology(Maruho)の受賞者は下記のとおりです.
| 氏 名 | 所属名称 | 受賞テーマ | ||||
| いまやま しゅうへい 今山 修平 |
今山修平クリニック&ラボ |
1)正常皮膚と病変の微細構築と,それに基づく |
||||
(敬称略)
【受賞テーマの要約】
電子顕微鏡にて観察した微細構造の写真とイラストを描いてきましたので何処かで目にされたかと思います。以下に1)の5つを概述します。
A:表皮下の微小血管が階層状に網目を成すことを直視下に眺めますと,後毛細血管細静脈をたどる透過性
亢進が好んで環状の紅斑になることが直ちに了解できます。
B:外皮の結合組織は成長を経て初めて規則的構築を完成し,その後しだいに不規則になりますが,それが
タルミとシワとして皮表に現れます。
C:表皮基底面の,電顕レベルの咬合が損傷されると標本作製時に裂隙となり,光顕では空胞変性にみえます。
D:掻破が引き起こした二次的な角化異常・糜爛・潰瘍・穿孔・再上皮化を識別しますと,病変への掻破関与が
組織診断時に評価可能になります。
E:マクロ解剖学では今なお欧米人に基づく図が主流です。そこでアジア人の骨格・筋・神経・脈管構築に基
づいた表面解剖イラストを描いて臨床現場での齟齬をなくすよう努めました。

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