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とこずれ(褥瘡)

 床ずれ(褥瘡)は、言葉の示すとおり、寝たきり状態が続いた後、布団やマットレスと骨との間にはさまれた皮膚に、深い傷ができたものです。浅い傷、傷になる前の赤いだけの状態、また、寝たきりでなくても、けが、麻痺などで長時間座り放しでできた傷なども、褥瘡に含みます。
 布団やマットレスと骨との間にはさまれた皮膚、特に皮下脂肪の中の血管が、体の重みにより押しつぶされると、皮膚に栄養、酸素などが届かなくなります。この状態で、少しでも皮膚に横方向の力(ずれ)が加わると、皮膚は容易に崩れてしまいます。

監修

写真
藤原  浩
(新潟大学大学院医歯学総合研究科
細胞機能講座)
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