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とこずれ(褥瘡)

Q10褥瘡の病期分類とは何ですか?

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 褥瘡には皮膚壊死が真皮浅層に止まる浅い褥瘡と、皮下脂肪組織以下に及ぶ深い褥瘡とがあります。浅い褥瘡は短期間で治癒も可能ですが、筋肉まで病変が及ぶような深い褥瘡では、治癒までに1年以上かかることもあります。深い褥瘡が治ってゆく過程で、褥瘡の表面の色に変化があります。通常は「黒色期」、「黄色期」、「赤色期」、「白色期」の順で推移します(資料3)。「黒色期」は壊死した組織の塊が黒く変色して付着した状態で、「黄色期」は塊状の黒色壊死組織が取り除かれ、黄土色の深部壊死組織や不良肉芽が露出するようになる状態です。「赤色期」は傷が治る過程で「肉芽組織」と呼ばれる血管に富む組織が成長してくる時期です。肉芽組織が盛り上がり、周囲の皮膚との段差がなくなると周囲皮膚から「上皮化」と言って皮膚ができて傷が塞がる過程が始まります。この時期を「白色期」と言います。

資料3 色調による褥瘡の病期分類
資料1
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