天疱瘡には、尋常性天疱瘡と落葉状天疱瘡というふたつの病型があります。天疱瘡と診断がついた患者さんで、大体10人に6人は尋常性天疱瘡、3人は落葉状天疱瘡、残りの1人はそれ以外のまれな型の天疱瘡になります。 尋常性天疱瘡には、デスモグレイン3(Dsg3)に対するIgG自己抗体が認められます。落葉状天疱瘡には、デスモグレイン1(Dsg1)に対するIgG自己抗体が認められます。