光線(紫外線)療法にはいろいろな種類があります。PUVA(プーバ)療法は、薬をつけたり、飲んだりした後、波長の長い紫外線をあてる治療法で、以前から使用されてきました。最近、波長が311 nm付近の極めて狭い範囲の紫外線が乾癬に有効であることが示されています。これがナローバンドUVBといわれるもので、薬をつけたり、飲んだりする手間がなく、簡便で、照射時間が短く、しかもPUVA療法に匹敵する効果があるため、急速に普及しています。通常週に2-3回の頻度から照射をはじめます。なお、ナローバンドUVBとほぼ同じ波長で、病変部のみに強くあてることができるターゲット型エキシマライトによる治療法もあります。