創部が盛り上がり、表面は淡紅色から皮膚正常色を呈します。病変はもとの傷よりも広範囲にわたり、あたかもカニが足を広げたような形となることがあります。皮疹は徐々に拡大して難治です。ケロイドは、耳(特に耳たぶ。ピアスなどが原因となることも少なくありません)、肩や胸部にできやすく、かゆみのほか、痛み、引きつれ、側圧痛(横からつまむと痛みを感じること)が主な自覚症状です(図4)。