一般的に60歳以上の高齢者での発生が多いです。基底細胞癌、ボーエン病、有棘細胞癌、パジェット病ともに60歳以上で発生頻度が高くなります。若年での発生は極めて少ないのですが、絶対に発生しないということはありません。
性別では特にどちらかに多いという傾向はなく、男女どちらにも発生します。パジェット病は日本ではやや男性に多いとされています。
発生部位は基底細胞癌では顔面が、有棘細胞癌は日光に当たりやすい部位(顔、手背など)が多いです。ボーエン病は日光に当たりやすい部位以外に生じることも多いです。パジェット病の多くは外陰部に発生します。