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とびひ

Q9とびひの予防はどうしたらよいですか?

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 特に夏は入浴し、皮膚を清潔にしましょう。とびひを発症させてしまった場合も、発熱などの全身症状がない限り、入浴させ、泡だてたせっけんで病変部をそっと丁寧に洗い流します。ただし、兄弟姉妹がいる場合は、ほかの子ども達のあとで入浴させるほうがよいでしょう。入浴後は、滲出液などが周囲に接触しないように、患部に軟膏の外用、ガーゼなどの保護処置が必要です。
 鼻の下から発症する膿痂疹をしばしば見ますが、鼻前庭(鼻孔からはいってすぐのところ)はブドウ球菌などの細菌の温床で、常在菌としてもブドウ球菌が証明されることもあります。小児には鼻孔に指を突っ込まないように指導します。
 手洗いの励行、爪を短く切り、かきむしって皮膚に傷つけたりしないようにさせることが大切です。

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脇の下はあせもができやすいので、ていねいにそっと洗いましょう

図10
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鼻の孔の入り口にはとびひの原因菌がたくさんいます。鼻を触るのはやめましょう。

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