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とびひ

Q18幼稚園・保育園、学校は行ってもいいですか?

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 伝染性膿痂疹は学校保健安全法という法律の中で「学校感染症、第三種(その他の感染症)」として扱われます。ほかの園児・学童にうつす可能性があるため、基本的には、医師にみてもらって、治療して、病変部をガーゼや包帯できちんと覆って露出していなければ、登校・登園許可を得られます。しかし、病変が多発していたり、広範囲の場合は休ませるほうがよいでしょう。この点に関して、日本臨床皮膚科医会、日本小児皮膚科学会、日本皮膚科学会、日本小児感染症学会が出席停止期間に関する統一見解を出しています。この日本皮膚科学会のホームページにも出ていますので、ごらんください。
皮膚の学校感染症に関する統一見解について

*伝染性膿痂疹(とびひ)に関する統一見解:

水ぶくれや糜爛(びらん)からの浸出液を触ったり、引っ掻いたりすると、中の細菌で次々にうつります。特に鼻の入り口には原因の細菌が沢山いるので鼻をいじらないようにしましょう。
 病変が広範囲の場合や全身症状のある場合は学校を休んでの治療を必要とすることがありますが、病変部を外用処置して、きちんと覆ってあれば、学校を休む必要はありません。

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