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類天疱瘡(水疱症)

Q4どんな症状をおこすのですか?

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 水疱性類天疱瘡では、全身のあちこちに、痒みを伴う紅い斑点(紅斑)と大型のパンパンに張った(緊満性)破れにくい水ぶくれ(水疱)が出現し、水疱が破れた後にはびらんがみられます(資料1)。時に口腔内にもびらんがみられます。

資料1 水疱性類天疱瘡の皮膚病変
資料1 水疱性類天疱瘡の皮膚病変

 粘膜類天疱瘡では、口腔内を中心に眼や鼻腔、咽頭、喉頭、陰部、肛門部などの粘膜に水疱やびらんが出現します。口だけに症状が出る患者さんや、眼だけに症状が出る患者さんもいます。
 後天性表皮水疱症は、肘や膝などの外的刺激を受けやすい部位に水疱を繰り返し生じて赤みが乏しいタイプ(非炎症型・古典型)と、水疱性類天疱瘡と同じような水疱と赤みの両方がみられるタイプ(炎症型)があります。

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