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類天疱瘡(水疱症)

Q9どんな経過をとるのでしょうか?

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 天疱瘡と比較すると、水疱性類天疱瘡の方が比較的早期に寛解状態(症状が落ち着いた状態)になることが多いようです。天疱瘡に比べて高齢者に発症することが多いのですが、高齢者に発症した場合は比較的容易にコントロールできる傾向にあります。しかし、高齢者ではステロイド内服の副作用が出やすいので、慎重な治療を要します。若年者に発症した水疱性類天疱瘡は難治性である傾向がありますが、最終的に全ての治療を中止しても皮膚病変は出現せず、治癒したと考えられる患者さんも多くおりますので、期待して治療を継続して頂きたいと思います。
 粘膜類天疱瘡や後天性表皮水疱症も治療によって症状がコントロールできることが多いですが、通常、長期間の治療が必要になります。

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