皮膚科Q&A

皮膚科Q&Aを検索

アテローム(粉瘤)

Q5毛のない足の裏や手のひらにもできますか?

印刷

 表皮嚢腫は毛穴の上方部分の皮膚がめくり込んで発生すると説明しましたが、毛のない足の裏や手のひらにも表皮嚢腫ができることがあります。これは外傷性表皮嚢腫と呼ばれ、皮膚の一部が小さな傷により皮膚の下にめくり込んでできるといわれています(資料11、12、13)。このタイプの表皮嚢腫の発生にはイボウイルスが関与していることがわかっています。足の裏の表皮嚢腫はつねに自分の体重で皮膚の内側へ押し付けられているので、ほかの部位にできたアテロームと異なり皮膚の外側に盛り上がってくることはありません。そのため皮膚の下のしこりとして触れることが多く、タコやウオノメと勘違いされていることがあります。

資料11:右足の親ゆびの内側にできた外傷性表皮嚢腫
資料11
資料12

手術で摘出した表皮嚢腫の病理標本(断面図)。表皮嚢腫が袋状構造をしていることがよくわかります。

資料12
資料13

資料11の病理標本で嚢腫壁(袋の部分)の拡大図。
嚢腫壁は基本的に表面の皮膚(表皮)と同じ構造をしています。

資料13
このページの先頭へ