それは稗粒腫(はいりゅうしゅ)です。うぶ毛の毛穴の皮膚からできたもので、表皮嚢腫の小さなものと考えられています。主に眼のまわりに直径1~2mmの白くてかたい丘疹(ブツブツ)が多発します(資料20)。乳児にできたものは自然に消えることがありますが、成人の稗粒腫は自然に消えることはほとんどありません。表面に細い注射針等で小さな穴をあけ、内容物を押し出して治療します。稗粒腫はやけどや少し深めの擦り傷がなおったあとにもできることがあります。