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虫(マダニ類)による予期せぬ感染症

Q1虫の中でもマダニ類とは何ですか?

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 マダニは蛛形綱マダニ亜目に属し、マダニ属、キララマダニ属、チマダニ属、カクマダニ属が含まれ、一般に体の表面が固いためhard tickと呼ばれます。アトピー性皮膚炎の増悪因子のひとつである家ダニとは違いはるかに大きく体長2~30mmに及び、主に山野に生息します。これらのマダニはその生活環のなかで多くて一生に3度主に小動物(ノネズミ、小鳥)から吸血し、幼虫から若虫、成虫へと脱皮してゆきます(資料1)。雌成虫は産卵のためにさらに中、大動物(ウサギ、シカなど)へ寄生吸血します。その際たまたま人間が接触するとマダニに刺され被害(咬着)をうけることになります。

資料1:シュルツエマダニの形態(左からa、b、c、d、e、f )

a:未吸血幼虫 b:飽血幼虫 c:未吸血若虫 d:飽血若虫 e:未吸血成虫(雌)f:飽血成虫(雌)
(写真提供:宮本健司博士)

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