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虫(マダニ類)による予期せぬ感染症

Q9ほかにマダニ類あるいはダニ類にさされることで発症する疾患はありますか?

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 マダニ類あるいはダニ類のもっている細菌、ウイルスその他で発症する疾患は世界中で多数ありますが、日本で主体になるのはライム病、ツツガムシ病、日本紅斑熱の3疾患です。(資料6)

資料6:マダニ媒介性疾患
疾患名 媒介者 流行地
ウイルス性
春夏脳炎 I.persulcatus
(シュルツエマダニ)
極東ロシア
ヨーロッパダニ脳炎 I.ricinus 中央ヨーロッパ
出血熱 Haemaphysalis
(チマダニ属)
インド
リケッチア性
ツツガムシ病 ツツガムシ類 日本、東南アジア
日本紅斑熱 マダニ類 日本
ロッキー山紅斑熱 カクマダニ属 北米
Q熱 マダニ類 オーストラリア、日本
シベリアダニ熱 カクマダニ
キララマダニ属
極東ロシア
エーリキア症 マダニ属 北米、日本
細菌性、スピロヘータ
野兎病 マダニ属 欧米、極東ロシア、日本
回帰熱 カズキダニ属 アフリカ、インド
ライム病 マダニ属 欧米、日本、極東アジア
その他
バーベシア症(原虫) マダニ属 北米、ヨーロッパ
ダニ麻痺症(唾液毒物質) マダニ類 世界各地

文献1)を著者が改変した表です。

1)宮本健司、橋本喜夫。ダニによる感染症、皮膚臨床1999;41:1053-1061.

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