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虫(マダニ類)による予期せぬ感染症

Q7ツツガムシ病の症状は?

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 ツツガムシ病はダニ類の一種ツツガムシの生息地域で作業、行楽中にツツガムシに吸着された後、10~14日間の潜伏期間後に悪寒戦慄を伴う38~40℃の高熱が生じます。頭痛、筋肉痛、全身倦怠感も必発します。発症2~3日後に全身に自覚症のない母指頭大(1~2cm)までの紅斑が汎発し、紫斑を混じることもあります。その他、眼球結膜充血、咽頭発赤、肝脾腫、全身リンパ節腫脹も認められ、放置するか治療が遅れれば、脳炎、肺炎の合併やDICや心不全で死に至る症例もあります。重要なことは被覆部(躯幹、腋窩、陰部)にある1~2cmの黒色壊死が固着した浸潤性紅斑(刺し口)をみつけることですが、残念なことにライム病と違いツツガムシ(幼虫)は小さいために患者さんは刺された自覚がありません。従って、山野へ入ったというエピソードがあることが重要です。

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