国際活動
留学体験レポート:Massachusetts General Hospital - 岡知徳
2024年12月18日公開
マサチューセッツ州ボストンのMassachusetts General Hospitalに研究留学している岡知徳と申します。今回このように寄稿する機会を頂きました。ご支援に心より感謝を申し上げるとともに、同じような道を志す方の助けに少しでもなればと思い、書かせていただきます。ボストンはハーバード、MITに代表される有名大学とその関連研究施設、Biotech企業などが数多くあり、研究をするには最高の環境と言えると思います。私はCambridge市に住んでいますが、子供の学校を通していろいろな方と付き合いがあり、付き合う人たちの人種、国籍、宗教などのバックグラウンドのDiversityはとても大きいです。そうした方達と触れ合うだけでも刺激になります。日本では医師として働く中で病院という比較的閉鎖的な環境にいて同級生も全員医学部という環境ですのであまり他職種の方と触れ合う機会は比較的少なかったのですが、ボストンに来てからは日本人でも研究者、企業駐在、MBA留学など様々なバックグラウンドの方とお会いできて、そうした方々と仲良くなれるのも大きな留学のメリットかと思います。テニスやバスケなどスポーツを通した交流も個人的に楽しんでいます。異国故の苦労というのは必ずあると思いますし、研究留学は家族で来る場合金銭的には厳しいものがあるのもまぎれもない事実ですが、異国で新たな環境でチャレンジすること、英語でコミュニケーションをとること、良い環境で研究に専念できること、様々なバックグラウンドの方々と交流できること、子供が英語環境に慣れることなどメリットは十分にあると思います。もし迷っている方がいればトライすることをお勧めしたいです。
留学の機会を与えていただいた東京大学皮膚科佐藤伸一先生、菅谷誠先生、宮垣朝光先生、ラボのPIであるDr. Demehriと同じラボのメンバー、留学の支援をしていただいた日本皮膚科学会、そして私の生活にいつも幸せを添えてくれている家族に心より感謝の意を表します。