事業内容
『日本皮膚科学会雑誌』の発行(1901年創刊)
年13回発行。全会員に配布しています。原著論文、診療ガイドライン、学会抄録、会報等が掲載され、通年で約2,000ページに及ぶこの学会の会員誌です。
『The Journal of Dermatology』の発行(1974年創刊 欧文誌)
年12回発行。購読会員に配布します(購読料:年間11,000円)。オンライン版は会員限定で公開しています。国内・外の原著論文等を掲載。編集には、40人の研究者が協力し、世界37か国の340か所で購読されています。
『皮膚科専門医』の資格認定と更新
優れた皮膚科専門医の養成と、その生涯にわたる教育研修のため専門医制度を設けています。資格認定は、日本専門医機構と本会が承認する研修プログラムで5年以上の臨床研修を行うほか、学術業績や経験症例の提出等、必要な要件を満たした専攻医が専門医試験を合格する事で、専門医資格を取得できます。資格は更新が必要であり、取得後5年ごとに診療に従事することに加え、講習会の聴講や研究発表などによって自己研修を積み、専門医制度に定める基準を満たす必要があります。
『研修講習会』の開催
学会では、専門医資格を取得する専攻医あるいは更新する会員のため、年9回「研修講習会」を開催しています。開催スケジュールにつきましては、随時ホームページにて公開しております。
『総会』の開催
毎年1回、国内・外の会員が参集し、4日間の日程で学術講演、研究発表、シンポジウム、ワークショップなど多彩なプログラムを展開する「総会」が開催されます。※2018年度総会より会期が4日間となりました。
総会では、会員のための学会賞として「皆見省吾記念賞」や「日本皮膚科学会雑誌論文賞」が贈られ、その受賞者の記念講演もあります。
『学術大会』の開催
各支部において毎年1回、2日間の日程で、学術講演や研究発表などを行う「学術大会」が開催されます。
『地方会』の開催
全国各地において「地方会」が開催され、会員が身近なところで最新の学術情報などに接し、研修できるようになっています。
国際交流事業
留学支援制度やトラベルグラントの支給により会員の国際的活動を支援し、日本皮膚科学会総会に毎年海外から演者を招聘するとともに、「世界皮膚科学会」や「国際研究皮膚科学会」等と連携して、広く国際的に研究交流・情報交換などを行っています。
国内連携事業
「日本医師会」「日本医学会」等の関係機関・団体とは常に密接に連携しています。また、「日本研究皮膚科学会」「日本臨床皮膚科医会」など多くの関連学会と連携・協力関係にあります。
ひふの日(毎年11月11日)事業
日本臨床皮膚科医会と共催し、会員の協力によって全国各地で講演会、健康相談、無料検診などの事業を展開し、広く国民の皮膚疾患に関する正しい認識の啓発に努めています。
日本皮膚科学会AI事業(NSDDの構築)について
日本皮膚科学会は,2018年度に日本医療開発機構(AMED)の「臨床研究等ICT基盤構築研究事業」の課題「ICT技術や人工知能(AI)等による利活用を見据えた,診療画像等データベース基盤構築に関する研究」に応募し,2018年5月25日に「皮膚疾患画像ナショナルデータベースの構築とAI活用診療支援システムの開発」の研究事業が採択され、事業活動に取り組んでいます。詳細はPDFファイルをご覧ください。