国際活動
留学体験レポート:University of California, San Francisco - 水橋覚
2024年12月27日公開
研究留学のスタート
2024年8月、私は妻と2歳の娘と共にアメリカ・サンフランシスコのUCSF(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)にあるBoris Bastian先生が主催の ラボで留学生活をスタートさせました。まだ4ヶ月ですが、すでに多くの学びと新たな経験を積んでいます。
まず、こちらでのカンファレンスの濃密さには驚かされました。一つ一つの発表が非常に質が高く、ディスカッションも活発で、多くの刺激を受けています。また、日本とアメリカの文化や研究者の環境の違いも日々感じています。アメリカでは個人の裁量が大きく、自由な雰囲気の中で自分のペースで研究を進められる点が特に印象的です。
サンフランシスコの暮らし
生活面では物価の高さがやはり課題です。家賃や日用品が日本と比べて高く、家計管理には苦労します。しかし、その分サンフランシスコには休日に楽しめる無料のイベントが数多くあり、家族で素敵な時間を過ごすことができています。気候も年間を通じて過ごしやすく、快適な生活を送っています。
サンフランシスコはアジア系の住民も多く、ジャパンタウンやチャイナタウン、リトルイタリーといったエスニックな街並みも楽しめます。料理はどれも本格的で美味しく、私たち家族のささやかな楽しみの一つです。
コミュニケーションへの挑戦
一方で、英語の壁には日々悔しい思いをしています。会議や日常会話で相手の言っていることが理解できなかったり、自分の伝えたいことをうまく伝えられなかったりする場面も多いです。しかし、これらの経験は逆にモチベーションになり、英語力向上に向けて努力を続けています。
研究活動の展望
現在、私は主にゲノム解析を中心とした研究を行っています。これまでとは異なる分野での研究で、毎日が新鮮です。新たな知識やスキルを学びながら、研究の面白さを再認識しています。今後も自分の専門性をさらに深め、学びを日本に持ち帰りたいと考えています。
この留学はすでに私の人生を大きく豊かにしてくれています。これからも多くの挑戦を乗り越え、成長していきたいと思います。
2024/12/10 水橋 覚