国際活動
留学体験レポート:Massachusetts General Hospital - 田中亮多
2025年1月22日公開
留学先と留学期間
Massachusetts General Hospital, Boston, MA, USAへ2022年3月(卒後15年目)から、Demehri先生が主催するラボにポスドクとして留学をしております。
留学の経緯
留学のお話は先代の藤本学教授より頂きました。ラボの研究テーマが癌免疫であったこと、PIがphysician scientistであったこと、また他国で生活することへの興味もあり、応募いたしました。
留学先での仕事
主として色素性乾皮症(XPC)の癌予防に関する研究。大学院時代からの研究テーマとは離れましたが、マウスモデルとヒトサンプルを用いた研究手法は似ており、日本での経験はある程度生かされていると思います。
楽しかったこと
多国籍なラボでしたがボスをはじめポスドクもテクニシャンの人達もみな親切でいい人ばかりでした。ラボでは時にパーティーなどもあり、楽しい時間を過ごさせて頂きました。留学中に子供を授かり、生活が楽しくなりました。
大変だったこと
研究の進捗が悪くていつも悩んでいます。ボストンの冬の天気が悪すぎて、気分が下がった時期がありました。お金の管理、直ぐにたくさん出て行きます。
これから留学を考えている先生へ
また、歳をとってからの留学は結構しんどいので、留学するならば、ある程度早めに果たすのがいいのかなと思ったりします。私が留学して一番良かったと感じていることは、留学しなければ知り合いになることが出来なかった方々との出会いです。
留学を失敗したくない理由でやめることもあると思いますが、それでいいと思います。
ラボにいる皮膚科医の仲間との写真
自宅の庭からの風景写真