国際活動
留学体験レポート:University of California, San Diego - 高島翔太
2025年2月5日公開
北海道大学 高島 翔太
留学先と留学期間
米国University of California, San Diego(UCSD)皮膚科のBryan Sun先生(現在はUniversity of California, Irvine)のラボへ2020年7月から2022年7月までの3年間留学しました。
留学先での仕事
複数のプロジェクトをいただいて研究を進めておりました。中でも表皮角化細胞の分化と選択的スプライシングの関係性に関する研究が私のメインの研究となり、国際学会や論文で報告させて頂きました。
楽しかったこと
とにかく気候が最高なので、毎日Happyな気持ちで研究室に通うことができました。なかなかうまく結果が出ない時も、カリフォルニアの澄んだ青空を見ると、またやってみればいいかという気持ちになることができ、とても救われました。家族(妻と当時4歳の息子)もサンディエゴの環境にとても順応しており、今でも戻りたいと思える環境でした。
日本人研究者や駐在さんも多いエリアなので、横の繋がりも豊富で、家族ぐるみでパーティーや旅行などを楽しみました。
大変だったこと
渡米当初はコロナ中で軽度のロックダウンも経験しました。規制に対する捉え方も日本人とは異なるので、ルールに順応するのに少し時間はかかりました。また比較的治安の良い地域、セキュリティの整ったマンションに住んでいましたが、2度の車上荒らしを経験し、アメリカの洗礼を浴びました。
これから留学を考えている先生へ
チャンスがあれば絶対に行ったほうが良いと思います。研究のスキルアップや業績のためだけではなく、医師として、人として、視野を広げる大変貴重な経験になりました。そこで知り合う人と全く関係ない分野で起業する人もいました。自分の人生にとってプラスになることが自分には多かったので、一度経験してみることをお勧めします。生活費などで悩みは多いとは思いますが、日本皮膚科学会の留学助成のサポートなども充実しており、1人でも多くの人に機会があることを願っています。
ラボメンバーと野球観戦
私の所属していたラボの建物