Q8日常生活における注意点は?
各疾患によって異なりますが、比較的共通しているのがメラニンの減少による症状です。メラニン減少・消失による症状としては、白毛あるいは金髪、青い虹彩、皮膚の白さ、まぶしさ、視力障害、光線過敏症があります。これらの症状は生下時よりみられます。視力障害は発生期におけるメラニン消失による影響が大きいとの報告がありますが、出生後の明るすぎる環境も増悪因子と考えられております。したがって、日常生活においても、明るすぎない環境を作るように生活指導しております。また、光線過敏に対しては紫外線暴露時のサンスクリーンクリームの使用を勧めております。
中年期以後にみられる症状としては、悪性腫瘍の発生率が高くなると言われております。これについては、早期発見・早期切除が基本です。したがって、腫瘤が出現してきたら皮膚科専門医への早期の受診が勧められます。