Q9子供へ遺伝するのですか?
一般に、常染色体劣性遺伝形式の疾患では、配偶者が同じ疾患の患者でない場合は数百回のお産に1回程度、同症状の子供が出産する可能性があります。同じ疾患の患者同士の場合、100%の確率で同疾患の子供が生まれます。
常染色体優性遺伝性疾患の場合は、配偶者が同じ疾患の患者でない場合は2分の1の確率で、同じ疾患の患者同士の場合、4分の3、あるいは3分の2の確立で患児が生まれます。
伴性劣性遺伝性疾患の場合、患者はほぼ男性になります。その場合、次の世代の男子には変異遺伝子は受け継がれません。女子の場合のみに変異遺伝子は受け継がれますが、女子には多くの場合発症しません。そしてキャリアーになり、さらにその下の世代の男子で発症する可能性があります。