監修

医学博士
渡辺 晋一
(帝京大学医学部皮膚科 教授)
渡辺 晋一
(帝京大学医学部皮膚科 教授)
アザには種々のものがありますが、その多くは生命を脅かすものではありません。しかしアザに限らず多くの皮膚病は目に見えるため、悩みの原因となり、特にそれが顔面などの露出部に生じていると、深刻な精神的苦痛を与えるものです。従来このようなアザに対しては有効な治療法がなく、手術療法や化粧でごまかすなどの方法がとられてきました。勿論手術療法では、手術による傷跡が残ってしまい、必ずしも満足のいく結果が得られていません。しかし、最近は新しいレーザー装置が開発され、アザのうちいくつかは治療が可能となりました。ただし未だに有効な治療法がないアザも多く存在します。またアザには自然に治るものもあります。このQ&Aが、治療法がないものとあきらめていた方や不必要な治療を受けている方に少しでもお役に立てば幸いです。