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アザとホクロ

Q9黒アザにはどのようなものがあるのでしょうか?

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 母斑細胞というメラニンを作る細胞からなる良性腫瘍を色素性母斑、あるいは母斑細胞母斑といいます。また色素性母斑の俗称として「ホクロ」という言葉が使われることもあります。この色素性母斑は以下のように黒子、通常型、巨大型にわけられていますが、このうち、通常型、巨大型を黒アザと呼んでいます。

  1. 黒子はいわゆる「ホクロ」で、盛り上がるもの(資料15)と、扁平なものがあります。3~4歳頃から発生し、次第に数が増えます。
  2. 通常型は普通によくみられる「黒アザ」で、多くは出生時から存在します。表面に硬い毛(硬毛)が生えているものがあり、このようなものは有毛性色素性母斑(資料16)と呼ばれています。
  3. 巨大型は、体や手足など、広範囲にみられ、生まれた時から存在します。悪性化する可能性が他の色素性母斑よりあります。
資料15:ホクロ(色素性母斑)
資料15:ホクロ(色素性母斑)
資料16:有毛性色素性母斑
資料16:有毛性色素性母斑
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