Q4どのような症状があったときに好酸球性筋膜炎を疑いますか。
特に診断に役立つ皮膚の変化として、特徴的な腫れかた・しわ・開いた毛穴によって皮膚がみかんの皮のようになることがあり(「オレンジの皮様変化」)、およそ半数の患者さんにみられます (図2)。また、「グルーヴサイン」は手足の患部を上にあげると血管に沿って皮膚がへこむ現象です(図3)。この病気では皮膚の表面は固くなりにくく、手足を挙上することによって皮膚の静脈の血流が減ると内側から引っ張られてへこむことが原因と考えられており、やはり半数程度の患者さんに出現します。

(「好酸球性筋膜炎 診断基準・重症度分類・診療ガイドライン」より転載)

(「好酸球性筋膜炎 診断基準・重症度分類・診療ガイドライン」より転載)