会員の皆様へ
皮膚疾患がWHO年次総会にて世界の公衆衛生の優先課題に認定
2025年05月29日
皮膚疾患がWHO年次総会で公衆衛生の優先課題に認定
2025年5月24日、スイス・ジュネーブにて開催された第78回世界保健機関(WHO)年次総会において、「皮膚疾患を世界の公衆衛生の優先課題とする」決議が加盟国によって正式に採択されました。この歴史的決議は、世界中で皮膚疾患に影響を受けている約20億人の人々にとって、極めて重要な転換点となるものです。
本決議はコートジボワールが提案国となり、ミクロネシア連邦、ナイジェリア、トーゴ、中国、エジプト、コロンビアが共同提案国として名を連ねました。皮膚疾患を軽視せず、保健医療システムの中でその対策を強化するべきという強いメッセージが、国際社会全体に向けて発信されました。
国際皮膚科学会連合(ILDS)は、本決議を契機として、各国政府、規制当局、NGO、支援団体、その他関係者が連携し、皮膚の健康に対する医療アクセスを世界的に改善していくことを呼びかけています。
この歴史的な出来事とその意義については、ILDS会長のHenry W. Lim教授によるメッセージも公開されています。
▶ ILDS会長メッセージはこちら
日本皮膚科学会(日皮会)も、本決議に至る過程において国際的な支援活動に貢献し、今後も引き続き、皮膚の健康の重要性が世界的に認識されるよう取り組んでまいります。
#SkinHealth4theWorld
皮膚の健康を、すべての人に。