会員の皆様へ
【乾癬生物学的製剤検討委員会】過去のPMS委員会記録の掲示に際して
2020年10月06日
公益社団法人 日本皮膚科学会
乾癬生物学的製剤検討委員会
佐伯秀久(委員長)
大槻マミ太郎(前委員長)
日本皮膚科学会では乾癬に対する生物学的製剤の特定使用成績調査などの結果で得られた副作用(有害事象)発現例のうち重要な症例の概要を把握し、会員に還元する目的でPMS委員会を立ち上げ、JDAレターに定期的に報告してきた。2010年9月17日に第1回委員会が開催されて以来、1年に1回開催されており、2020年8月4日に開かれた直近の委員会までに計12回開催された。今回、会員への情報提供のさらなる促進を目的に、JDAレターに報告された過去のPMS委員会のピックアップした記録を日本皮膚科学会のホームページでも閲覧できるようにした。
PMS委員会では今までにレミケード、ヒュミラ、ステラーラ、コセンティクス、ルミセフ、トルツ、トレムフィア、スキリージ、インフリキシマブBS(「NK」、「日医工」)に関して安全性の検討を行った。レミケード、ヒュミラ、ステラーラに関しては既に特定使用成績調査を終了した。基本的には重篤な有害事象の出現頻度は極めて低く、製剤の作用機序から想定しうる範囲のものに留まっているが、少数ながら死亡や後遺症を残す症例も散見される。このような症例は合併症を持つ患者、以前に様々な免疫抑制薬などが使われているにも関わらず、症状がコントロールできない患者に多い。このような患者にTNF阻害薬をはじめとした生物学的製剤を投与する場合には、十分な注意と細かい経過観察が今後も必要である。
PMS委員会では今までにレミケード、ヒュミラ、ステラーラ、コセンティクス、ルミセフ、トルツ、トレムフィア、スキリージ、インフリキシマブBS(「NK」、「日医工」)に関して安全性の検討を行った。レミケード、ヒュミラ、ステラーラに関しては既に特定使用成績調査を終了した。基本的には重篤な有害事象の出現頻度は極めて低く、製剤の作用機序から想定しうる範囲のものに留まっているが、少数ながら死亡や後遺症を残す症例も散見される。このような症例は合併症を持つ患者、以前に様々な免疫抑制薬などが使われているにも関わらず、症状がコントロールできない患者に多い。このような患者にTNF阻害薬をはじめとした生物学的製剤を投与する場合には、十分な注意と細かい経過観察が今後も必要である。
PMS委員会の詳細については、こちらをご確認ください。