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母斑症(ぼはんしょう)(神経線維腫症と結節性硬化症)

Q10この病気を専門に取り扱っているところがありますか

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 この病気を専門に取り扱っている施設が増えてきています。結節性硬化症は全身に様々な症状が出現する疾患ですので、皮膚科のみならず、小児科、泌尿器科、脳外科、呼吸器内科、精神科など様々な科の医師が一緒に患者さんを診察することが望ましいと考えられます。そこで多くの施設では複数の科が横つながりで、本症の患者さんを見るという試みが世界中で行われており、本邦でも2012年に大阪大学医学部附属病院でTSCボードという横つながりの診察が日本で初めてスタートしました。その後このような診察を行う施設が徐々に増加していき、順天堂大学付属順天堂医院 TSC医療連携チーム、筑波大学 結節性硬化症診療チーム、埼玉医科大学病院、東京大学病院結節性硬化症病院内連携診療携、FUJITA TSC TEAM(藤田医科大学)、岡山大学TSCボード、広島大学病院 結節性硬化症包括的診療グループ、佐賀大学医学部付属病院 TSCボードSAGA、など全国各地に同様の施設ができています。その他にも、腎やてんかんや発達などいくつかの症状に関して結節性硬化症を専門に診察されている施設もあります。結節性硬化症学会のホームページをご覧いただけたらと思います。

結節性硬化症(プリングル病)



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