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にきび

Q8 皮膚科での治療法は?

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 日本皮膚科学会が策定したにきび治療のガイドラインでは、アダパレン、過酸化ベンゾイル、アダパレンと過酸化ベンゾイルの配合薬、抗生物質の一つであるクリンダマイシンと過酸化ベンゾイルの配合薬、抗生物質の飲み薬・塗り薬を強く推奨しています。アダパレンは毛穴の詰まりに効果があり、過酸化ベンゾイルは毛穴の詰まりを改善するほかに、アクネ菌にも有効です。抗生物質はアクネ菌に効きます。赤いぶつぶつしたにきびや膿をもったにきびがあれば、いくつかの治療を組み合わせたり、あらかじめ2種類の薬を混ぜた配合薬を使ったりして積極的に治療します。赤いぶつぶつしたにきびが良くなった後は、抗生物質の飲み薬や塗り薬を中止して、アダパレンや過酸化ベンゾイルなどでの再発予防(維持療法)をする方法が、標準的です。また、毛穴にたまっている皮脂を針で穴をあけて押し出す面皰圧出という処置も行っています。そのほかに自費の治療としては、ケミカルピーリングなどがあります。

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