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脱毛症

Q1髪の質や濃さの年齢や個人による違いは、どういうことによるのでしょうか?

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 頭髪の毛は約10万本あり、日本人では、髪を切らなければ、1~1.5mの長さになります。毛の太さは、小児では細い毛が多く、思春期から太くなり、青年以後、歳をとるに従って細く短い毛の割合が多くなります。ですから、40、50、60歳となれば、それなりに20歳のときと比べて髪が減ったようにみえるのは自然なことです。ただし、同じ年齢でも個人差や人種差があります。これらの差は遺伝によるもので、健康な人では、食べ物の影響などはありません。
 毛を伸ばしている毛包は、頭皮の皮下脂肪の深さにまで達しています。毛包の深部の毛母細胞が細胞分裂して毛の細胞が生まれます。それらの細胞が、皮膚表面の毛穴から出てくるまでに、硬く丈夫な毛に変化します。頭の毛ではその状態が2~6年続くことで長い毛が伸びるのですが、この時期を毛の成長期といいます(図1)。毛の伸びる速度は、正常では1日約0.4mmです。

図1:頭髪の成長期毛包
図1:頭髪の成長期毛包
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