皮膚科Q&A

皮膚科Q&Aを検索

脱毛症

Q3「脱毛症」とはどんな病気ですか?

印刷

 実は、「脱毛」というのはとても曖昧な意味の言葉です。つまり、たいていは「毛が抜けて毛の数が少なくなる状態」(毛の脱落)なのですが、そうでない状態も「脱毛」と呼んでいます。その代表は「男性型脱毛症」で、この場合、毛の数は減らないのですが、あるときから太く長い毛が再生せずに、大半の毛が細く短い毛(軟毛)に置き換わって(軟毛化)しまいます。抜けてはいないのですが、目で見える頭髪の量は減るので「脱毛症」の中に入れられています。また、別の例としては、とてもまれなことですが、毛は十分に作られるのですが、毛の質が弱く、とても切れやすいために長くならないこともあります。いろいろな毛髪奇形の病気でみられる状態です。
  毛が抜けて数が少なくなる「脱毛症」としては、円形脱毛症が代表的で、その他に表1のようないろいろなものがあります。どれも原因は違いますので、当然、脱毛状態に対する治療や対応も異なります。

表1:脱毛症の種類
毛の脱落によるもの
円形脱毛症、トリコチロマニア、休止期脱毛、内分泌異常による脱毛、栄養障害による脱毛、皮膚感染症による脱毛、皮膚腫瘍による脱毛、瘢痕性脱毛、薬剤・化学物質による脱毛など
軟毛化によるもの
男性型脱毛症
毛の脆弱性によるもの
各種の毛髪奇形
このページの先頭へ