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皮膚リンパ腫:菌状息肉症(きんじょうそくにくしょう)

Q4めずらしい病気ですか?

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 日本人での皮膚リンパ腫有病率の統計はありませんが、日本皮膚悪性腫瘍学会の全国調査では、毎年400名以上の皮膚リンパ腫の患者さんがあらたに登録されています。その中で、約85%は皮膚T細胞リンパ腫で、約15%が皮膚B細胞リンパ腫です。皮膚T細胞リンパ腫のうち、約半数が菌状息肉症かセザリー症候群の患者さんです(Q2参照)。
 次いで、原発性皮膚未分化大細胞型リンパ腫、成人T細胞白血病・リンパ腫が続きます。皮膚B細胞リンパ腫は、欧米に比べて本邦では少なかったのですが、近年、増加傾向にあり、高齢化が関連していると言われています。

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