Q13リンパ腫は皮膚科で治療するのですか?
皮膚のリンパ腫に対しては、皮膚科独特の治療法が工夫されています。早期の病変を見つけて、当初から強力な治療をしても、良い結果を得られないことが証明されています。皮膚症状を適切に評価して、病期と皮膚病変に合わせた治療をすることが重要です。そのために早期の病変では皮膚科医による治療が重要です。腫瘤形成がみられる場合には、放射線科の協力を求めます。全身療法を行う場合には、皮膚科で行う病院や血液内科で行う場合など、その病院によりさまざまです。菌状息肉症やセザリー症候群ではじめから造血系幹細胞移植や自家末梢血造血系幹細胞採取が必要と予測される場合には、全身療法を開始する段階から血液内科との協同が必要です。