A:明らかな原因なく後天性に非髄節性の広範な無汗/減汗(発汗低下)がありますが、発汗以外の自律神経症候および神経学的症候を認めません。
B:無汗/発汗低下領域(ヨードデンプン反応を用いたミノール法などによる温熱発汗試験で黒色に変色しない領域もしくはサーモグラフィーによる高体温領域)が全身の25%以上の範囲にみられます。
A+Bをもって特発性後天性全身性無汗症と診断します。