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汗の病気―多汗症と無汗症―

Q18無汗症の検査はどうするのでしょうか?

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主に次の2種類の方法で無汗の部位を調べます。
1)温熱発汗試験
 人工気象室や、簡易サウナ、電気毛布などを用いて加温することにより患者様の体温を上昇させ発汗を促し、無汗部位を観察する方法です。発汗部位が黒く変色します。ヨード液と澱粉を用いたミノール法などを用いると無汗部をより明瞭に評価できます。正常人では15分程度の加温により全身に発汗を認めます。
2)サーモグラフィー
 温熱発汗試験と併せて、体から出る赤外線の量を計り体温を測定するサーモグラフィーを施行すると、発汗のない部位に一致して体温の上昇が認められ無汗部位が評価できます。
また、全身温熱発汗試験は保険適応があります。

図9 ミノール(ヨード・澱粉)法
図12 図13
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