化粧品は、薬事法では、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又皮膚もしくは毛髪をすこやかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされているものを示しますが、一般用語としては、それに、染毛剤、コールドパーマ液、薬用歯磨きといった医薬部外品の一部も含んでいます。これらが、皮膚に直接触れることで生じる皮膚炎を化粧品関連接触皮膚炎、略して化粧品皮膚炎と総称されます。化粧品皮膚炎は、一般の接触皮膚炎同様に、臨床的に、アレルギー性接触皮膚炎、刺激性接触皮膚炎、光アレルギー性接触皮膚炎、色素性接触皮膚炎などに分類されます。