食物による接触皮膚炎の多くは調理人や農業従事者、または主婦など頻繁に手を使う人に生じます。原因として多種多様の食物によるものが知られていますがマンゴなどの植物性食物によるものが多いです。しかし近年健康ブームによって健康食品の使用が増え、副作用の報告も増えてきています。食物の接触皮膚炎は食物のとげなどによる刺激性接触皮膚炎、アレルギーを起こす抗原を触ることにより痒いブツブツができるアレルギー性接触皮膚炎、触った直後に虫刺されのときに見られるような蕁麻疹がみられる接触蕁麻疹、抗原がついた後に光が当たることによって誘発される光接触皮膚炎にわけられます。