Q13金属、歯科材料による接触皮膚炎(かぶれ)はどのようなものですか?
金属はアクセサリー、コイン、時計、革製品、セメント、ステンレス、塗料など多くのものに含まれ汗などで溶けでた金属が接触皮膚炎を起こします。日本接触皮膚炎研究班は1994年からジャパニーズスタンダードアレルゲン(JSA)の全国疫学調査を行っています。現在、日本では、硫酸ニッケル、金チオ硫酸ナトリウム、ウルシオール、パラフェニレンジアミン、塩化コバルトが5位を占めています。
金属の感作性が社会問題となり、ニッケルフリーの装身具、日用品が作製され日常化してきた成果により、スイスでは1990~1994年のニッケル、コバルトのパッチテスト陽性率はむしろ低下傾向にあります。EU諸国でも同様の報告があります。
