Q17医薬品による接触皮膚炎(かぶれ)どのようなものですか?
接触皮膚炎の原因アレルゲンの中では医薬品の頻度が高く、その中では抗菌薬や非ステロイド系消炎薬(non-steroidal anti-inflammatory drugs; NSAIDs)の外用薬によるものの頻度が高いです。ステロイド外用薬によるものも稀に見られます。これらの外用薬が湿疹や潰瘍病変に使用された場合、症状の悪化・難治化といった形をとるため、接触皮膚炎と分かりにくいことがあります。また最近では漢方含有外用薬による接触皮膚炎の報告もあります。紫雲膏は報告が多く、主成分であるシコン、トウキ、基剤に含まれるミツロウやゴマ油が原因アレルゲンになっています。太乙膏による報告もあり、やはりミツロウが原因と特定されています。
