Herpes(疱疹)という言葉は、小水疱(小さいみずぶくれ)が集った急性炎症性皮膚疾患のことをいっていま す。Herpesはギリシャ語で「這う」という意味で、もともとは真菌症(カビの感染症で、いんきんたむしなどがあります)や、丹毒、皮膚癌など這うよう に拡大する皮膚疾患すべてをさしていましたが、19世紀になって妊娠性疱疹、疱疹状膿痂疹、疱疹状皮膚炎、単純疱疹、帯状疱疹などの水疱性病変を作る疾患 のみに使われるようになりました。しかし、現在は単にヘルペスというときは、単純疱疹、または帯状疱疹をさしています。