Q5足の爪が濁っている。
50歳、男性会社員ですが、足の爪が濁ってきたのですが、どうしてでしょうか
爪白癬(つめみずむし)の治療
足の爪が濁る原因として多いのは、爪白癬(爪水虫)です。真菌(カビ)の一種である白癬菌が皮膚から爪の中に侵入(寄生)し、しだいに爪の下の角質の増殖を伴うため、爪は厚く濁って見えるようになります(図)。爪の濁った部分の角質を採取し、顕微鏡で白癬菌が見つかれば爪白癬と診断されます。爪が濁る原因は爪白癬以外にもありますので、白癬菌の有無を検査で確認することが最も重要です。治療は、爪白癬用の外用抗真菌薬(エフィナコナゾール、ルリコナゾール)を爪の表面に塗布するか、特に重症例では経口抗真菌薬(ホスラブコナゾール、テルビナフィン、イトラコナゾール)を内服します。肝機能障害を起こすことがありますので、内服治療中は血液検査を行います。



