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爪の病気

Q5足の爪が濁っている。
50歳、男性会社員ですが、足の爪が濁ってきたのですが、どうしてでしょうか

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爪白癬(つめみずむし)の治療

 足の爪が濁ってくる原因として多いのは爪白癬(爪みずむし)です。カビの一種である白癬菌が足の皮膚から爪(爪甲)の中に侵入(寄生)するためと爪甲の下の角質が厚くなったりして、爪甲が濁って見えるようになり、次第に爪も分厚くなってきます(図)。診断は爪の濁った部分の角質を採取して、顕微鏡で調べて白癬菌を見付ければ良いのです。爪が濁る原因は爪白癬以外にもありますので、白癬菌を検出することが最も大事です。長年罹患していると、侵される爪の数は増えますし、指爪も罹患しますが、爪白癬は感染症なので、手足全ての爪が罹患することはほとんどないと考えてよいでしょう。手足の爪全てが短期間に濁ってきたような場合は爪白癬でないことが多いのです。治療は白癬菌に有効なテルビナフィンかイトラコナゾールという薬を内服します。前者では6ヶ月間毎日1錠ずつ内服します。後者では1週間内服し、3週間休薬するというパルス療法を3回繰り返します。まれに肝機能障害を起こすことがありますので、血液検査をしながら内服治療を行います。なお、抗真菌外用薬は足白癬には有効ですが、爪白癬には全く無効です。

62歳、女性。左足1―III趾爪に混濁があり、爪白癬です。
62歳、女性。左足1―III趾爪に混濁があり、爪白癬です。
爪白癬 軽症
爪白癬 軽症
重症 爪甲が厚くなっている。
重症 爪甲が厚くなっている。
爪の一部を削って顕微鏡で検査をすると、白癬菌を認めます。この図で青く染まっている紐状のものが白癬菌です。
爪の一部を削って顕微鏡で検査をすると、白癬菌を認めます。この図で青く染まっている紐状のものが白癬菌です。
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