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爪の病気

Q9爪が浮いて白くなっている
27歳、女性です。中指の爪の先の方が白くなり、浮いています。

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爪甲剥離症の原因と治療

 爪甲が先の方で爪床部から浮き上がり、白く見えるようになる状態を爪甲剥離症(図)といいます。圧倒的に女性に多く、指爪によく生じます。接触皮膚炎(かぶれ)やカビの一種であるカンジダ感染が原因になります。剥がれた爪甲を出来るだけ爪切りで切り除いて、爪床部の角質を採取して、顕微鏡で調べます。カンジダの菌要素を認めれば、カンジダ性の爪甲剥離症です。抗カンジダ薬(イトラコナゾール)の内服を行うか爪床部に抗カンジダ剤の外用を行います。カンジダが検出されなかったときには爪床部にステロイド薬の外用を行います。軽快しない時には再度カンジダの有無を検査します。罹患爪が多数の症例では、夏に悪化し、冬に軽快するという例が多数あります。原因は不明です。日光の影響を指摘している人もいます。濃い色のネイルカラーを爪に塗布していてもあまり効果が認められないので、日光の影響かどうかはわかりません。ステロイド薬の外用を根気よく続けています。しだいに軽快する症例がみられます。また、尋常性乾癬という病気でも、爪甲剥離を伴うことがあります。点状の凹みを爪甲表面認めることがよくあります。この場合にはエトレチナートかシクロスポリンの内服が有効です。

66歳、女性。原因不明。
66歳、女性。原因不明。
尋常性乾癬による。
尋常性乾癬による。
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