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爪の病気

Q8爪が曲がって、歩くと痛みます。
第1趾の爪が内側に曲がって、前から見ると筒のようになり、歩くときに痛みます。

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巻き爪の治療(A7参照)

 第1趾爪に起きやすいものですが、他の指趾にも生じることがあります。第1趾爪の巻き爪の原因の一つは先端の窮屈な履物を履くことです。爪甲が両側あるいは片側から圧迫されるために、爪甲を前方から見ると筒状や「の」の字のように見えたり(図)、また「つ」の字のように見えたりする状態になり、爪の下の皮膚に爪甲の端が食い込み、歩行時に痛みを伴うようになります。このような状態が長く続くと爪甲はしだいに厚く、硬くなります。高齢者の場合には歩行をあまりしないために生じることもあります。治療は曲り過ぎている爪甲を正常な彎曲に戻せばよいのです。さまざまな方法が報告されています。一番簡単な方法は爪甲の先の方で両側に孔をあけて、その孔に超弾性ワイヤー(針金です)を通すというものです。超弾性ワイヤーの力で爪甲の彎曲を矯正するものです。ワイヤーは医療材料ではありませんので、自費による治療となります。爪甲の先端に矯正用の金具を取り付ける方法もあります(市販されています)。また、爪甲の表面に矯正用の器具を貼付けて治療する方法もあります。いずれも、爪甲に弾力がある場合には有効ですが、爪甲が硬くなっていると無効です。爪甲の両側に金具を掛けて、中央に針金で引き寄せて治療するVHOという治療法もあります。この方法はかなり矯正力があります。自費診療です。アクリル人工爪療法は爪甲が厚い、弾力のない巻き爪に対しても有用です。巻き爪は爪甲の根元から曲がっているものですから、治療期間は1年以上となります。3ヶ月毎に人工爪を作り替えて、徐々に矯正することになります。

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