爪が緑色に染まる緑色爪(グリーンネイル)は、細菌の一種である緑膿菌によるものです。緑膿菌は湿った環境を好みますので、特に爪甲剥離がある場合には、湿気が多くなりがちな爪の下で繁殖することがあります。治療については、剥離して浮き上がった部分の爪を爪切りで切除し、患部を乾燥させるようにすれば、緑膿菌に対する抗菌薬などを使用しなくても治癒することが多いです。なお、爪の上に付け爪(ジェルネイルなど)をしている場合も、爪と付け爪との間に隙間ができて、そこで緑膿菌が繁殖して爪が緑色に変色することがあります。
ジェルネイルによる変色
カンジダ性爪甲剥離に伴う緑色爪