Q22ジェル・ネイルを付けていますが、害はないでしょうか。
爪の美容の一つとして、以前はスカルプチュア・ネイルがよく行われていましたが、最近はジェル・ネイルが主流となっています。スカルプチュア・ネイルは取り外すのにアセトンという薬品を使用しますが、ジェル・ネイルでは多くの場合グラインダーで削り取ることになります。女性の指爪の厚みは0.5mm前後ですから、削り過ぎには注意が必要です。さて、指爪は1日に0.1mm位伸びますので、ジェル・ネイルを装着して1ヶ月もすると根元に隙間が生じることになり、外観が悪くなることになります。ジェル・ネイルを取り外すのにグラインダーで削ることになります。このような再装着を繰り返していると自然の爪甲がしだいに薄くなります。そのために、爪甲を削り過ぎて、その下にある爪床部からの出血を生じることもあるようです。ジェルネイルでもアセトンではずすことの出来るものもあります。付け爪と自爪との間に隙間が出来ると緑膿菌の感染を生じることもあります(Q16参照)。爪の表面からは水分が出ているのですが、付け爪をするために、水分の蒸発を少し妨げるということもあります。通常、付け爪は長いために不便になることも考えられます。
